カテゴリ:きままに旅日記。( 10 )

仏陀の教えと皮肉な彼

そういえばの話。
聖なる町、VARANASIから1時間程はなれたところに仏陀が悟りを開いてから初めて教えを説いた町、SARNATHがある。巡礼者、世界各国からの観光客、牛でごった返すVARANASIを抜けてその町へ向かった。VARANASIで偶然にもであったタイの仏教の僧侶の紹介を経てなぜか彼らの暮らす中国の僧院にお邪魔することになった。久々のタイ語はぎこちなく、以前のように話せないもどかしさもあったが、インドネシアにきてからというもの一切話すチャンスがなかった私にとってとても嬉しいことだった。ラッキーにも僧院でタイ料理を頂いてこれまた満足。

さてこの地は仏陀ゆかりの地ということで僧侶であふれている。至るところにさまざまな国からの僧院があり、人々はそれらを訪れては熱心に祈っている。チベット、中国、タイ、日本、ビルマ、ラオス、ベトナム、ブータンなどなど。私たちは中国僧院に一泊、日本の寺に一泊した。

そんな静かな地をのんびりと散歩したり人々と話したりと時間をすごしていたのだが、夕飯をたべようとチベット料理の屋台に行ったときの話。
私たちが料理に舌鼓を打っていると、アメリカ人のロブがやってきた。小柄ながらとても力に溢れていてやたらパキパキ動く。話し始めると、どうやら彼はチベット仏教徒でもう35年も勉強しているらしい。チベットでも勉強したり3年間スリランカのジャングルで外界とのコンタクトを一切断ち、瞑想し続けるという修行まで積んできたらしい。彼はまるでアニメのキャラクターのように目を大きく見開きながら誇らしげに彼の尊敬する僧侶や教えについて語っていた。
子供まで持ちながら家族と離れて修行に没頭するというのは少々理解に困るけれども、その話自体は興味深くはあった。

翌日私と相棒が道を歩いているとまた彼に会った。道端で話し始めているとどこからともなく物乞いの女の子が近寄ってきて(非常に日常的な光景)お金をせがんできた。私と相棒は苦笑いを浮かべながら、丁重に断ろうとしていたのだが、そのアメリカ人の彼はあからさまに苛立ちを見せ、犬を追い払うかのように(たとえ犬でもいけないが)その女の子を大きな身振りで追い払ったので、私は驚きを隠せなかった。

35年の『修行』は彼に一体何を及ぼしたのだろう。

立派な教え、有名な経典を読み、僧侶を尊敬するのももちろん素晴らしいが、実際は灯台もと暗しで、自分の周囲を見ずして高き理想を追い求めているという皮肉な状態を彼に見た。そしてこれは彼だけではなくよく起こりうることでもある。人の振り見て我振りなおす。

はい。
そんなお話。
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by sykkngw | 2008-02-01 15:47 | きままに旅日記。

牛糞をふんでふまれて三千里

こんにちは。
まだまだインドです。
私は数日前から北インドのガンジス河沿いの風景で有名な、HOLY CITY ことヴァラナシにきております。
よく聞く話だけど、ガンジス河で洗濯してたり、沐浴してたり、川沿いで火葬してたりという風景はまさにここのことです。

聖なる町。
スピリチュアリティが売り物になってこの町は世界的に有名な観光地となってます。
そんなことを考え始めるとなかなか面白いです。

どうみたってきたないだろ、この河。って河が信仰の対象になっていて、人々は熱心に皮に向かって祈りをささげているわけで、そんな光景を見ていると、良し悪い云々ではなく、ただ純粋に『信じるという力』の偉大さというものを感じずにいられません。
川沿いの夕暮れに包まれつつ、しばらく相棒と途切れ途切れの言葉をつなぎながら信仰というものについて語っていました。

が、そのメモを忘れたのでまた次回書くことにします。

とにかく何が言いたいって、この国はどこも牛糞にまみれてて、私も牛糞とカレー粉にまみれて旅をしています。ってことです。

では、すぐにまたかきます。
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by sykkngw | 2008-01-14 17:14 | きままに旅日記。

インドカレーでしょうがつぶとり

おひさしぶりです。

あけましておめでとうございます。

ひさしぶりのこうしんなのにイライラすることにかんじがかけないので、せんじつのメールをいんようします。

さて、、、今インドは北、カシミール近くのダラムシャラにきています!
ってかさみーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
常夏のインドネシアから来た私はあまりの寒さに震えております。
そんなこんなでデリーに着いてギリギリ2008年カウントダウンをして新年をむかえたところです。新年早々の食事は大量のカレーでした。

さすがの私もちょっとお腹の調子が悪くなりましたが基本的に元気にやってます。

ここダラムシャラはチベット人の難民が集まって住んでいる地域なんだけど、人々の顔、町の色、寺、どれも新鮮でワクワクしてます。
さすがにダライラマには会えそうにないけれど、しばらくここでチベットについて学んでみたいと思ってます。

このあとは少し南下して東に向かおうかと思案しているけれども、私は計画というものを一切立てない性格なので気の赴くままにプラプラしていることと 思います。とにかく日々の活動といえば、食って、歩いて、話して、寝てのみです。インドネシアでもインドでもどこでもこのシンプルな生活を純粋に楽しんで います。

さてさて、一年の抱負はとりあえず毎日、旅日記をつけるこだったけどすでに挫折気味なのは愛嬌ということで。元旦はと言えばデリーでカレー食べて、チャイ 飲み歩いて、ラッシー飲んで、またカレー食べて、写真とって、人々と話して、ととてものんびりリラックスな時間を過ごし相当いい一年の出だしだったと思い ます。

そんなひびです。
ってか、バッチリかぜひきました。
かぜひいたはいいけど、ホステルにだんぼうもなく、さむさにふるえていました。
けっこうなしんねんのはじまりだったけど、いまはだいぶたいちょうももどったので、またカレーなひびをすごしています。

そんなかんじです。

そうだ、2がついこうにインドネシアこれるひとれんらくくださーい。
まってるぜ。
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by sykkngw | 2008-01-08 17:30 | きままに旅日記。

Burma

『下を向いて歩こう』
おはようございます。只今ビルマはヤンゴンに帰って来た。一年ぶりのヤンゴン。空港がやたらきれいになっていたのには驚いた。如何にも途上国な空港だったのが今じゃモダンなエアルポルトになっていて以前の面影はほとんど残していなかった。ガラス張り建物に何となく一年間の空白を感じ少し寂しくなった。近寄ってくるタクシーの客引きをかきわけ友人の坊さんことASHIN SANDAWARAを探すものの一向に見つからない。そりゃ仕方ないか。前日に『明日の朝9時に空港つくから!』なんてメールもらって来れる坊さんもそう多くないはず。仕方なく一人のおっちゃんと交渉してタクシーに乗り込むものの動き始めからエンスト。バイクでもないのにおっちゃん勢いよく足で漕ぎ出すからびっくり。えー!幾らなんでも原始的すぎだろ・・・私の冷ややかな視線を感じてか否か他の車両に交換。
そんなこんなで久しぶりについたMOTHER LAND INN2は去年のまま。スタッフも顔見知りなので非常に嬉しい。特に仲良かった子達からは『おー!さやか!!』と歓迎を受けた。久々の面子との会話を楽しみ相変わらず蟻のたかっているパンやジャムを頂いた後は外に繰り出した。一歩一歩踏みしめるたびに一年前の思い出がよみがえる。何故か故郷に帰ってきたかのような懐かしさを感じる。特にこのビルマ特有の匂いが懐かしい。土、紙タバコ、屋台、人々の汗のにおい。この国でしか嗅いだ事のない匂いに包まれて妙に嬉しくなった。その嬉しさあまって思い切り空を仰いで歩きたい所だが何と言っても道が悪すぎる。足元から目を離したと単にこけてしまう。溝にはまってしまうのが落ちである。だからヤンゴンでは下を向いて歩く事をお勧めする。さもないと生傷絶えないのだ。

さて、いつもの道を歩くのも慣れたもの。道順を忘れてはいないか不安だったが心配無用。スムーズにお馴染みの僧院にたどり着いた。サプライズでいきなり現れた私を入浴中のASHINは大歓迎してくれた。相変わらずの反応を確認したあとASHINのもとに英語を学びに来ているMOMOKAYと三人で話す。彼のルームメイトとも再会を喜び合いここで突然の坊さん大撮影会が催された。カメラマンは私。モデルは坊さん。初めは恥じらいを見せ、『写真だなんて・・・』という表情だった彼らも次第にのりのりでわざわざ二階まで上り窓から素敵な笑顔で微笑むなどのサービス満点っぷりにはおどろいた。是非とも俗世にもどり転職をお勧めしたい。

そんなこんなで遊んでいるうちにASHINの教え子が一人来た。シンガポールで働く奥さんの下にいき共に働きたいのでASHINのもとで勉強しているらしい。そんな彼からは非常に苦しい生活状況、将来への不安を訴えられた。
月の稼ぎは45000チャット、値上がりし続ける物価の中でサラリーは大して上がらない。その中でどうやって暮らしていけるのか。ちなみに二日前バス料金が2倍になったそう。圧迫される国民の様子が伺える。そういった話を聞いていてもリッチな私は何といって良いか分からず非常に心苦しい。『YES、YES・・・』ときいて実もないような事しかいえないでくの棒になった気分だ。将来、きっと彼らの為に何かしたいと心に誓った。

しばらく話した後、以前訪れた別の僧院に向かった。以前と同じくミニ英語教室が開かれるそうなので飛び入り参加したのだ。始めは坊さん相手だったのが次第に学生がパラパラ集まってきて終いには25名も集まり立派な教室になった。なんでも質問して良いよというと何故か『あなたにとって人生とは?』『あなたにとって両親とは?』『あなたの人生の価値とは?』『両親から離れて暮すのはどう?』『何か問題があったときどうやって対処するか?』などのお堅い質問が多い。・・・難しい。就活中の面接の質問よりも難しい。自分なりに考えて答えるが何か自分の回答がとてつもなく地に付いてなく感じた。そして自分勝手なように感じられた。私は自分の事しか考えていないのか?????そんな疑問が浮かんだ。そんな時彼らの先生(同い年)は『私たちは常に問題に向き合って生きているから私たちにとってこういった質問に答えることはとても簡単なことです。それは日々の生活だから。』といわれた言葉にひどくショックをうけ、自分の甘さを突きつけられた気がした。自分にとっての人生の問題はなんだろうと考えた時浮かんでくるのはどれも『卒業できなかったら』『家族の話』『人間関係』などの内容で、自分にとってはそれは大きい問題だが彼らのかかえるものとは比較にならない。私が自分の問題と彼らの問題を同じ天秤ではかることは不可能なのだ。彼らの目線にたって考えなければならない。

とにかく彼らはキャラキャラとよく笑い、よくはにかみ、明るく家族を大切に思い、なつっこい。そんななつっこさが大好きでやはりビルマが大好きだ。談笑のあと、日曜日に再会する事を約束して解散。

夜はイスラエル人のTALと食事に出かける。非常に西洋人名彼女はポストカードなどをしつこく売ろうとする人々に腹を立ててた。『私がお金を持っているのは忙しく働いたからであって、何もせずにお金をえているわけじゃないのに彼らはそれをわかっていない!』と訴えていたが私はそうじゃないと思う。どうしたって彼らはHOPELESSに貧しいのだ。頑張ればリッチにも成り得る私たちとは違うのだ。そこを分かっていない。

そんなこんなでホテルに戻り、速攻で就寝。
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by sykkngw | 2007-09-25 17:54 | きままに旅日記。

Sayaka di ASIA

Those photos are from MY MOST FAVORITE country Burma.


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Anyway, I'm in Jogjakarta in Indonesia.
If you have time, visit me whenever you want!
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by sykkngw | 2007-09-19 21:18 | きままに旅日記。

だご九州つたい。

徹夜(途中爆睡の為、失敗)明けでそのまま朝10時半までレポート。
これ逃したらまずい!ってバスのギリギリでレポート仕上げて、バス停まで死ぬ気でダッシュ。
徹夜明け(失敗)の身体にゃ堪える。

駅、バス停や飛行機の搭乗口まで死ぬ気で走るときって、目的地が陽炎のようにゆがんで見えるんだな。砂漠の中のオアシスを求めて、息も絶え絶えで走っている気分。
今回は乗車成功。信念の勝利。

何とかレポート提出を済ませ、下山。
亀川から大分までの電車に乗る。ひなびた駅に妙に愛着を感じ、電車のホームでおにぎりを口にくわえながら一人、カメラ小僧。
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三年前に見たホームは何だか寂しかったのに、今はこんなにも愛しいのは、ここで過ごした年月の積み重ねかな。
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やってきた電車に乗り込み、空席に座るものの別府で羽織をはおったオシャレなおばあちゃんが乗ってきたので席をゆずる。最初は遠慮するものの、結局座り、代わりにと言って私の荷物を持ってくれた。
私が彼女の服装を褒めた所から話が始まった。70歳過ぎのおばあちゃんは、最近10年間完全介護だった旦那さんを亡くしたそう。完全介護の為、毎晩ゆっくり寝る事すら出来なかったところから解放されて、これからは趣味の時間が持てるといっていた。

『これから生きたとしても後10年や20年。それなら自分の為じゃなくて誰かの為に何かをしたいと思うの。』
普通、残り少ない人生、自分のために使いそうだけど、そんな風に話してくれた彼女の言葉が温かかった。
今はろうあ者や完全介護されている方々に、朗読をして回っているらしい。少しでも彼らの助け、気晴らしになればと、ニュースなどを読む事もある為、今日はその勉強会に行くらしい。
70歳になっても学ぶ事を忘れず、社会に貢献している彼女はとても品があって、美しく見えた。
ちなみに、このおばあちゃんも、私の隣に座っていたおばあちゃんも、しばらく私の事を『若い男の子』と勘違いしたらしく、ちょっとドキドキ胸躍っていたらしい。

おい。

大分からはダッシュで待ち合わせの場所へ。今回の旅の連れ合いのまきこと落ち合い、熊本行きのバスに乗り込む。徹夜明け(失敗)の疲れはどこへやら、三時間半喋りとおす。
バスから見える山々は本当にきれい。紅葉まっさかりではないものの、うっすらと色づく様は美しかったぁ。

熊本着。
はい。右も左も分からない。ノリで途中下車してみたものの、無計画。超テキトウ。
どうしようかと思っている間に、まきこはこの旅初のソフトクリームを食す。
『どうしよう、これ食べたら夕飯食べれなくなるかも~』(嘘)
我等の胃袋は底なし。この旅で実に3キロ増。あはは。
いつもどうしよう、どうしよう言ってるくせにその10分後には暴食してるんだから、世話無い。そういう星の下に生まれたんだな。しゃあない。

ユースホステルにチェックイン後、夜の熊本に繰り出す。
取り合えず、だご馬喰いちゃー!ってことで店を探す。
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念願の馬刺し。
メニューに「競馬騎手オススメの逸品!」って書いてあり、人間の生命力におののく。

空腹に任せて頼む頼む。そして喰う×喰う×喰う。
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一人5000円も食べました。美味しかったけど。吐きそうでした。そりゃホックも外れるわ。

帰りは夜風に当たりながら、デパート前のクリスマスツリーで次回九州ウォーカーの表紙を狙うべく撮影会。
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いい線いってない?

最近のファッションにうとい二人は、コンビニでお互いの趣味に会うファッション雑誌を買い、研究。ピーコばりに切る。こき下ろす。
こき下ろす前に自分の服装見直せっちゅうのね。すみません。

という感じで一日目はふけていったのでした。
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by sykkngw | 2006-11-26 16:17 | きままに旅日記。

雨 ときどき もみじ。奥ゆかしき秋の雨。

秋の雨って何ともおつなものですな。

忙しさに翻弄されている日常から抜け出して、何か美しいものを見に行きたい!と思っていたところ。そして、ひと月も前から、もみじ狩行きたいねっていっていた念願が叶ってのお出かけ。

取り合えず気の赴くままに行こうってことで耶馬溪行ってきたのだ。
何があったか・・・・

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何もない。
その何も無さがかえって心に染みた。

少しずつ紅や黄に染まりつつある山を霧が覆う。
しっとりとした秋雨に濡らされて、しとやかにも艶っぽく鈍く光を反射する紅葉の奥ゆかしい事。

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美しい。
心が穏やかになって、何も飾る事も無く、完全に素でいられる自分を受け止める時。
五感で感じる。頭でなくて、全て心で受け止める。穏やかな心は完全に世界にむけて開かれていて、心にある、頭にある取り留めのない話をあーでもない、こーでもないと話し込んでいた。
楽しかった。

本当に何もしない日だったが、唯一の観光地といえば羅漢寺にいってきた。

丘の上にある羅漢像などを参拝しようと参道を登る。
まだまだ青々とした中にも所々紅い草が顔をのぞかせていた。そしてその陰から体のどこかしらが取れている多くの仏像がこちらを伺っている。
紅や青、黄の衣装をまとった仏像と秋雨も、うっすらとした霧に包まれて、現世を離れたたたずまいだった。幽玄の美とでもいおうか。
時間の流れという概念から完全に切り離されたような空間。

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登った先には1100体を越える仏像の周りに、水子供養の為のしゃもじ型の大量のお札が吊り下げられていた。

信仰・・・

またしてもこのトピックにいきつくのか。。。
いや、今日はやめとこう。

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本当にゆる~ぃゆる~ぃ一日だった。
休日のお手本とでも言うべき休日だった。
特に何したわけでもないんだけど、心を開放して、自然の力を吸い込んで、自分もそれに同化して、さらに友人との会話で新しいものを取り入れて。

本当に帰るのが嫌で嫌で。
何もない山から市街に出てくると、街灯が身体に刺さるのだ。
いったいんだってば。
放っといてって心から思った。

あぁあと何分で別府ついちゃう。。。なぁんていう名残惜しさが、また私を次の旅に駆り立たせるのかもしれない。

そうやって私は一生旅しつづけるんだろう。そうでありたい。

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こうして私の穏やかな一日は更けていったのだった。
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by sykkngw | 2006-11-20 17:14 | きままに旅日記。

少年とケイ。-島日記ー2

パンガン二日目はケンさんのすすめで、トンサラという船着場までいき、イカ釣り用の竿を買ってきた。威勢良く、見よう見まねでイカ釣りを始めるものの・・・
一向につれず。そのうちけいちゃんと二人で遊びだし、遊び疲れては休みながらクッキーを食べていた。随分してからケンさんとようこさんというケンさんのお友達が応戦にきてくれたので、『よし!』と景気づくものの、やっぱりつれず。

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そのうち四人でなまことったり、なまこの裁き方について口論したりしつつも、結局ようこさん案の『輪切り』ではないということしか判らず、結論は闇にほうむられ、なまこは海にほうられる。
ようこさんの第一印象の不思議でどこか神秘的な雰囲気とは大きくかけ離れたテキトー主義の天然記念物だと言うことが薄々わかってきた。なまこ、輪切りにするもんか!人は見た目によらないということを学んだ。
寒くなりつつ、意地でイカ釣りを続行していたものの、飽きやすい私と計ちゃん二人はそそくさと先に部屋にもどり、そのあと四人で夕食に出かけた。散々たべた。結局今日は島内散策して、釣れない釣りして一日が終わった。でも寝る前の星空と波の音に癒されて気持ち良く11時には就寝。極めて健康優良児。

パンガン三日目。前日にトンサラであらかじめ予約しておいたシュノーケリングツアーに参加するべく、島の正反対の海岸、ハートリンにバイクで向かう。私たちの宿泊しているところからハートリンまでは約一時間弱。しかし、その道は凸凹なんてもんじゃなく、救急急勾配の連続を走らなければハートリンにはつかないのだ。ここで多くの人が事故を起こしてると聞いていたので、二人とも不安の色をかくせない。もしも事故を起こしたら・・・怪我しても保険きかないし、修理代吹っ掛けられるし・・・・たまったもんじゃない。本当に急急急勾配なので、みんな調子乗ってスピード出してりゃそりゃこけるわ。と納得の道を私たちは亀のようにゆっくり走ってました。
安全第一です。ホント。
ジェットコースターばりの坂を時速25キロで走りぬけ、ハートリン着。しかし坂を登りつめた所から臨むハートリンの湾は美しかった。
さて、シュノーケリング主催の旅行会社で出発をまつ。時間がきたら、スウェーデンの男性3人(ゲイ疑惑あり)とタイ人夫婦とガイド、運転手と共にしゅっぱーつ。ロングテイルボートに揺られ、数十分、パンがんのとあるビーチでシュノーケリング。海の透明度+魚の色鮮やか度的にはクラビーが勝るんだけど、それでもやっぱり気持ちが良いもんだ。おっちゃんが魚に餌をやっていた為、魚が大量に集まり、その中に紛れ込むたびに時々体を魚についばまれた。シュノーケリング初体験のけいちゃんもびびっていた。そりゃびびるわ。ってかおっちゃん餌やりすぎ。おっちゃんのサービス精神が裏目にでた。

その後進みだした船の向かった先の浜でチャーハンを頂く.
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昼食後に向かったのは滝をみるスポット。浜でソンテウという小型トラックのような乗り合いバスに乗り換え、滝へ向かう。ここで今までクールキャラを装っていたガイドのオーは本性を現す。まるで水を得た魚のように誰よりもはしゃぎ、猿のようにキャッキャして岩によじ登り、木にぶら下がり、水に飛び込んでいた。ずーっと彼よりも体のでかい白人旅行客が軟弱に見えた。仕事そっちのけで楽しむ彼が何だか一番輝いていた。まぁ、そんなこともあるでしょう。

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お坊さんに連れられて、海で遊ぶ少年僧を横目に船に乗り込み、次なるビーチへ。ほぼ人気の無い美しい陸の孤島につき、スイカの端切れをもらう。みんなが浜でスイカを分け合っている時に一人でシュノーケリングに夢中になり、自分の世界に入っていたため、スイカ前線に遅れをとってしまったのだ。残念ながら、あまり物にはあまり福はなかった。

シュノーケリングしても何も見えなかった。たった一つの貝殻さえも。生き物の気配が全く感じられない、不思議に透き通った海だ。そう思っていたのも束の間、少し先で釣りをしている白人二人とガイドのタイ人を発見。いつも通りの興味本位で近づくと、白人のおっちゃんが私にも釣りをさせてくれた。すると何と二回目に放り投げた竿に見事キスが釣れた!すごい!私けっこうやるじゃん!簡単かも!

とは言いつつ、未だにイカは連れる気がしないのは、昨日のトラウマのせいでしょうか。はてさて。

ここで一つ。
世の中には見えない方が幸せなことがある。
今ゴキブリが1M先を走っていた。
見なきゃ良かった。

さて気を取り直して、本題へ。
今日は船での移動が長かった分、無防備な背中や腕は熱を持っている。というか、赤黒い。帰りのバイクのミラー越しに見える自分の腕の黒さにおったまげた。これでタイ人間違いなし。おめでとう、ありがとう。

帰るとボボかブブかロボか、よく名前は分からないけど愛嬌のあるゴールデン(口臭きつい)の歓迎を受け、私はそのままやつと砂浜で遊んでいた。ぎゃーぎゃー良いながら一人と一匹ではしゃいで寝っ転がって、海は入ってを繰り返していた。奴は無邪気で都会の犬より自由だ。走りたいときに走る。眠りたいときに眠り、笑いたけりゃ笑えばいいじゃないか。(犬も笑うのご存知ですか?)やっぱりその自然体に尽きるよな。それが本来のすべての生き物のあるべき姿なのかなと思わされる。バンコクの犬やら日本の繋がれた犬、飼われた犬などを見ていて本当に申し訳なくなる時がある。暑いアスファルト灼熱地獄を彷徨い、全て人間を基準に作られた町で肩身狭く生きている犬をバンコクでよく見かける。彼らはどんな気持ちでいるのだろう。目の前の自由な奴を見て、少し想い馳せてみた。

そして一人と一匹で心裸にして散々じゃれあって砂浜に寝転んでいたら、人生難しく考えなくても実はすっごいシンプルなのかもって思えてきた。何がそう思わせたのは未だにわからないけど。
多分、海と空の偉大さと、私と奴のちっぽけな無邪気さのコントラストがそう思わせたのかもしれない。


その後は前述した通り、ビルマ人の二人とちょっと雑談してから、夕食を外で食べようと身支度をしている時に、洋子さんの呼ぶ声が。

はーい。どうしたんだろうとけいちゃんが表に出てみたところ、ケンさんと洋子さんが夕飯を振舞ってくれるとの事!聞くところによると、二人は私たちに食べさせるために一日かけて以下を釣りにいってくれたという!何と言うことだ!思いがけない優しさが心に染みる。あったかーい。

二人が作ってくれたのは、イカの刺身とイカとトマトのパスタ!嬉し過ぎる!ってか美味し過ぎる!幸せ!愛をたっぷり感じて幸せいっぱい、腹いっぱい!
ビルマの二人も呼んで、5人で夕食を囲んで楽しく過ごした。
この時もやっぱりようこさんは相変わらずの調子で天然記念物を発揮していた。流石だ。そして時々洋子さんとケンさんは些細なことでもめだす。その時のきまずさを私とけいちゃんは楽しんでいた。

この夕食の時に、前述したようなビルマ逃亡記などの話を聞いたのだ。あの二人は元気にしているだろうか?心掛かりだ。

そんなこんなであっという間に夜も更け、最後の晩、眠りについたのだった。


翌日は午前中に、ケンさん、洋子さん、ボボかブブ、そしてビルマの二人に別れを惜しみながらも宿をでて、
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昼の船でスラータニーへむかった。夕方に着いたスラータニーの旅行会社の近くでお祭りがあり、屋台がしこたま並んでいたので、しこたま食べてきた。

バスでは寝たような寝てないような幹事で朝早くにバンコク着。お疲れ様。

うむ。背中の日焼けが消える前にまた行きたいな、パンガン島。

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by sykkngw | 2006-04-26 18:31 | きままに旅日記。

少年とケイ。-島日記ー

3月末にけいちゃんが遊びにきてから、日記アップするするいっときながらしてなかったので、します。

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ということで早速いってみよー。

けいちゃんがタイに遊びに来て、私の授業が無いときに、どこかに遊びに行こうということになっていたのだけど、さぁて北にいこうかはたまた南に行こうか。議論に議論に議論を重ね、地球の歩き方のページをめくるたびに意見が変わり、どうにもこうにも超ド級の優柔不断を発揮しまくった私とけいちゃん。結局丸2日の議論の結果、南に決定!南に決定したは良いものの、どこにいこうか・・・・とこれまた議論に花が咲く。ってか早く決めようよ、二人っていう。
結局、素朴な島民とのふれあいを期待してKOH PHANGANに向かうべく、バンコクのカオサン通りから出発する大型バスを待つ。
夜行バスなのでお腹すくだろうと、しこたま食料買い込んで、バスを待っている間、周りで気ままにタバコふかしている欧米旅行客尻目にがむしゃらに食べていた。さぁて、バスに乗り込んでから二人で相変わらずの落ちのない漫才の調子で話をしていたら、近くの席のカナダ人に話しかけられ、最初は他愛も無い話をしていたのに、いつのまにか政治や哲学の話に発展し、思わぬところで熱くなってしまった。ふぅ。
 
さて、途中でトイレ休憩を挟んで南のスラータニーについたのは朝の6時。ね、、、、ねむい。そこで一時間半待ってからパンガン島行きの船に乗り換える。三時間もかかる。眠いのになかなか眠れずはやる海への気持ちにほだされ途中から甲板にでてみた。
が、、、暑い。
二人とも室内に戻るのが面倒くさいからか、はたまたしょうもない意地なのかそのまま甲板に残り、南の日差しの強さを肌で感じた。いや、しかしこりゃまだまだ旅のオープニングにすぎないのです。

勧誘のままにいったバンガローは安いし眺めは良いってことで、まぁ良かったんだけど、最初の言い分と話が違うってことでトラブルになって、少年ぶちぎれ。内容的にはたいしたこと無い話なんだけど、こすい相手のやり方が嫌で、ひさしぶりに金川ぶちぎれ。あ、けいちゃんごめんね。

さて、はじめの宿に苛々していたので偶然近くのみにマートでであった日本人、ケンさんの泊まっているBOVYバンガローを視察しにいってみた。静かでのーんびりしていて、一泊450円ということなので即決。部屋でて5秒で海。さいこー!

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ちなみにここの二人の従業員はビルマ人。一人はSTUKという兄さん分、もう一人は22歳のアウググー。STUKはタイにきてももう一年だけど、タイ語、英語もまだ話せない東南アジアの少数民族のひとつ、カレン族の男の人。確かに言葉は通じないけど笑顔だけは絶やさないSHYで可愛い人だ。アウググーは顔の整ったまぶしいくらいの青年でとっても勉強家。貧しい家族のために出稼ぎにタイに出てきたそう。やっぱり残してきた家族が心配といっていた。
彼ら出稼ぎにきたは良いけど、実はパスポートもなく、ここまでたどり着くには賄賂を渡して国境を越えてきた彼らは今、その弱みに付け込まれて不安定な給料あてにここで働いている。タイに来るまでにビルマのジャングルを歩いてきたときもランダムに埋め込まれている地雷を避けるようにして歩いてきた。ビルマの軍政とそれに反対する政治団体のゲリラ闘争の結果、今でもビルマ政府はジャングルに地雷を埋め続けていると言う。気に付けられた赤い印を頼りに歩いてきた彼らだが、少しでも間違えたら・・・・と考えると恐ろしい。何故、その恐ろしさ、酷さ、が嫌と言うほど証明されている現在でも、まだそれを埋め続けているのだろうか。彼らの話を聞いているとき、やり場の無い憤りに胸が熱くなった。
彼らの出身の村はブラックスポットと呼ばれ、軍によって完全にコントロールされており、外国人は訪れることが出来ないと言う。やはり国内で政府を批判すれば逮捕され、言論の自由の欠片もない。もちろん捕まったら命の保証が・・・あるわけもない。アウググーはタイでならビルマ政府の批判もできる!と嬉しそうに話してくれた。本で何度かビルマについて読んだりもしたが、その通り、いや、それ以上の苦しみが彼らを覆っていた事を見せ付けられた。

あるとき、釣り竿を会に行く私に、彼らは魚とりの網を買ってくるように頼んだ。あいにく手に入らなかった為、それを伝えると思わぬ答えが帰ってきた。
『パスポートがないから、網を買いにいくにも外に出られないんだ。』
予期せぬ言葉が胸にささった。
これを聞く前にけいちゃんと二人で、『何であの二人はいつもいつもこの敷地内にいるんだろうね?何で外にでないんだろう?退屈しないのかな?』と何気なく話していた。

違う。外に『でない』んじゃなくて『でられない』んだ。

時々この敷地内にも警察がくるらしく、そのときは身を隠さないと、不法入国、滞在の彼らを待っているのはビルマへの強制送還だ。
ビルマで不法出国したものの運命は想像に易い。

普段当たり前に享受している『自由』という言葉の重さを改めて考えさせられた。

あるとき彼らが夕食を食べているところを通りかかったとき、二人は私も誘ってくれた。夕食は他で食べる予定だったけど、せっかくなので味見だけさせてもらった。狭く暗い部屋には電気も通ってなく、ろうそく一本で、近くでとってきたであろう葉っぱの茹でもの、葉っぱと唐辛子と魚の辛炒めと白いご飯というとても質素な食事だった。
その光景を見ていてどうしようもなく、切なくなった。
何時来るとも知れない警察におびえ、ボスには弱みを握られ、郷愁の思いに打ちひしがれ、不安な日々を健気に、そして逞しく生きていた。
彼らと私のこの境遇の差は一体なんなんだろう。
厚めの空に覆われて、はっきりしない色の夕焼け空を眺めながら、世の中の不条理に思いを馳せていた。この厚ぼったい気持ちは、何も出来ないでいる自分の無力感からくるのかもしれない。


ってかけいちゃんの写真だけど、いろんな意味で犬に喰われた一枚でした。ちゃんちゃん。
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by sykkngw | 2006-04-26 18:10 | きままに旅日記。

水もしたたる良い少年

って事で前三日間、散々水したたってきました。

タイの旧正月は、他とちょっと違います。
何が違うって。みんなクレイジーになるのです。

何でか知らんけど、取り合えず町中水浸し、この期間だけは、タイ中どこでも誰にでも水掛けていいのです。

ほら、今想像したでしょ?『きゃっきゃ』とか言いながらかわいく水掛けてる姿。

はい、大間違い。みんなでっかいバケツやら水鉄砲やら、ホースやら、水瓶やら持ち寄って、家族総出で水掛け合うのです。一歩外に出れば、はい、あなたも水も滴る良いうんちゃら間違いなし。

タイで特に有名なのが北のチェンマイというタイで二番目の都市なんだけど、ここにタイ中から人が水掛に集まるのです。いや、言ってみれば世界中から集まっちゃうのです。

どんなもんだろうと私もバンコクから夜行バスに揺られて12時間、はるばるやってきたわけです。チェンマイでバンコクで知り合った先輩とその仲間(ちなみに初対面)+私のルームメイトと落ち合ってしばらくしてから、ご飯を食べに行こうと初対面の面々に何故か私一人というメンバーで出かけたわけです。

車の中から見える水鉄砲を持った人々。おっかねー。てかわくわくー!いやぁどんなことになっちゃうんだろう、とドキドキしながら着いたレストランに入るべく車を降りた。

瞬間。

ばっちゃーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!

初対面のわりにいきなり人生について熱く語ってくれた先輩の友達の熱を冷ますかのように、文字通り、ず・ぶ・ぬ・れ。

みんな容赦ないんです。

一度ホテルに帰ってから着替えて、今度は自ら進んで参戦。
水鉄砲やらバケツやら買い込んで戦いの前線に挑む。

ルームメイトのミンと水鉄砲できゃっきゃいいながら可愛く水掛け合ってたら

後ろから、やられた。
またしてもずぶぬれ。ずぶぬれネズミはそのまま前線に向かう。
川沿いが一番人が多くてその道を埋め尽くすかのように人々が待機していてそこを歩いて通っていくのが主流。あまりの人の多さに圧倒される。そして、可愛く『新年おめでとー!』なんていって水掛けてくれる人はいいんだけど、いやぁあんたやりすぎでしょってくらいの冷たい氷水を頭からズボーーーーーーーーーーーーーーーって続けさまに五人くらいから掛けられると流石に身が縮む。ってか3センチぐらい縮んだ。くそぅ。

私は基本可愛い子好きなので、可愛いちびっ子見つけては水鉄砲でいじめてました。ちびっこだと甘く見て、これでもかというほど水鉄砲でいじってると、ちびっ子陣営の仲間たちに氷水かけられて死にそうになりました。やっぱり弱いものいじめは駄目みたいです。

ちなみに犬も参戦してました。というか為すがまま。笑。
可愛いやつらは人間の為すがまま。訳もわからず水掛けられてあたふた。そりゃそうだ。
いやぁ、でも可愛いからやめられません。

まぁそんなこんなで、2日間馬鹿みたいに水掛けては寝て、食べて、ぐーたらしながら遊んでました。そしてまた焼けました。そして機能の夜バンコクに帰ってきて気づきました。

あ、レポートやべぇ・・・・

レポートまでも水に流すことは無理みたいです。

Oh,man!


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by sykkngw | 2006-04-15 15:57 | きままに旅日記。